APSは、Air Precision Shooting の略で、エアーガンによる精密射撃競技です。当協会(JASG)は、APSカップを始めとする競技会の主催・協力を通じて、スポーツとしての射撃の普及に努めております。
日本エアースポーツガン協会(JASG)が主催するAPSカップは、エアースポーツガンによるスポーツシューティングを追求する競技会です。
レギュレーションは、まずエアースポーツガンをスポーツとして安全に楽しむことを最重視して設定されています。各クラスの3競技はシンプルであり、さらにジャッジスタッフが1対1で説明を行いながら競技進行しますので、初参加者から経験者まで幅広い選手が、安心して参加可能な楽しめる競技会となっています。
APSカップは、「精密射撃」を軸に構成されています。精密射撃は、自己の集中力をコントロールして満足できる結果をターゲットに残すという精神的な一面と、その集中力を競技中変わらず持続させる肉体的な一面を合わせもつ、武道にもつながる高度なスポーツです。
APSカップで使用することができる銃は、日本エアースポーツガン協会と、公益社団法人日本近代五種協会または一般社団法人日本バイアスロン連盟(旧社団法人日本近代五種・バイアスロン連合)の認定する公式認定競技銃に限ります。
(注意)たとえJASGの刻印があっても、公式認定競技銃でないとAPSカップに出場できません。
公式認定競技銃の製品外箱には、以下の公式認定競技銃シールが貼付されております。
メーカー | ハンドガン | ライフル |
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マルゼン製 | APS-1グランドマスターシリーズ APS-3シリーズ (いずれも、各種限定生産品を含む) |
APS-2シリーズ (各種限定生産品を含む) APS SR-2シリーズ APS type96シリーズ APS SR96シリーズ |
ケーエスシー製 | GP100シリーズ AP2000シリーズ |
GR1000シリーズ AR2000シリーズ |
ハドソン産業製 | プリシーダーシリーズ |
選手一人一人にジャッジスタッフがマンツーマンで付き、安全第一で競技が進行します。
ここにいる子どもたちが将来、我が国の射撃競技を担うのかもしれません。
射撃に性別は関係ありません。むしろ肝が据わっているのは、女性の方かも。
手前の男性と奥の女性との年齢差、なんと70。まさに老若男女が同じ場で競技できるのがAPSカップです。
名人4名による決戦。構え方は様々でも、目指す頂点はただ一つ。
競技が終わって集合写真。緊張が解けて、知らず知らずのうちに笑顔になってしまいます。
APSカップでは、ハンドガンクラス、ライフルクラスでそれぞれオープンサイトとフリーサイトの2部門があり、ハンドガンクラスはブルズアイ・プレート・シルエットの3競技、ライフルクラスはブルズアイ・プレート・ムーバーの3競技で構成されています。
※写真をクリックすると大きい写真が出ます。
「精密射撃」という競技の中で、基本となるこの競技は最も「集中力」が要求されます。3競技の中での得点配分は最も高く、ここでの結果が総合点を左右するといっても過言ではありません。時間にも余裕があり自分のペースを守り、微動する腕を押さえつけ集中力を持続させる事が高得点を得るキーポイントとなるでしょう。
規則正しく並んだ15枚のプレートターゲットに対し、俊敏な集中力が要求される競技です。15回にも及ぶわずか3秒の射撃時間、そしてギャラリーから受けるプレッシャーに耐えうる「持続力」が最も必要とされます。正確な、そして速やかな射撃動作が高得点を得るキーポイントとなるでしょう。
6、7、8、9、10mの異なる距離にあるわずか3×3㎝のアルミターゲットに向かい、自己の射撃技術の総力を注いで挑む競技です。3競技の中で最も弾道の変化が大きく、その読みが必要とされます。近距離で得点を重ねるか、遠距離の高得点を狙うか、<決断力>がキーポイントとなるでしょう。
「精密射撃」という競技の中で基本となるこの競技は最も「集中力」が要求されます。3競技の中での得点配分は最も高く、ここでの結果が総合点を左右するといっても過言ではありません。時間にも余裕があり自分のペースを保ち、集中力を持続させる事が高得点を得るキーポイントとなるでしょう。
10m先にある上下に並んだ5枚、ジャマー(ドーナツ状の遮蔽物)に遮られた3枚の計8枚のプレートに向かい、射撃技術の総力を挙げて挑むステージです。最もパーフェクト難易度が高い競技です。1プレートに1発のみで5枚目まで進み、続く3枚はジャマーを倒した瞬間に競技終了となるからです。ジャマーのある3枚は得点が異なります。事前の「決断力」が高得点のキーポイントとなるでしょう。